日記 〜山里童の楽あそび〜

根岸は、ヒナではなかった。
親だった。

玄関先にうずくまり、
こっそり双眼鏡でのぞいていたら

ぴろろろろろろろろろろろろろろろろろろ

と、大きな声で根岸が鳴き
そこへ、待ってましたとばかりに登場したのは
生き餌をくわえてやってきた、根岸大の鳥。
どうやら、根岸の相方。

そーか！
根岸は、卵を温めているのだ！

どーりで、根岸は大きい。

卵は、いくつあるんだろう。
名前をつけなくっちゃ。
うきうき。